FUJIFILMのレンズセットを考える

8月下旬にFUJIFILM X-T4を買って3ヶ月経過した。

買って3ヶ月とは思えないほどX-T4を外に連れ出し多くの写真を撮ってきてはいるが、増えたのは写真だけではない。気づいたらレンズも増えていたのだ。

不思議なものでFUJIFILMは魅力的なレンズがたくさんあって、すぐに欲しくなってしまいすぐに買ってしまうのだ。レンズが生えてくるとはこのこと。

すぐに買ったとはいえ、色々と考えながらレンズセットを構築してみた。そこで今回はレンズセットを組む際に意識したことや今後のビジョンなんかも考えていこうと思う。

 

 

現在のレンズセット

まずは現在所持しているFUJIFILMのレンズセットを紹介していく。

 

XF10-24mmF4 R OIS

まずX-T4と同時に購入したのがこのXF10-24mmF4 R OIS

 

フルサイズ換算で15-36mmといった広角ズームレンズ。

F4と気持ち暗いレンズではあるが、15mmの結構な広角域から36mmといった標準域も対応していることから、風景にもスナップにも使えるため僕の撮影スタイルに合っていると思い購入。

光学手ブレ補正が搭載されているため室内や、夕景夜景時においても三脚なしでブレなくばっちりと撮影することが可能。

肝心の写りはというとそんなに悪くない。悪くないというか、普通にいいけど好みではない。純粋に画角を広げて撮りたいとき、特に屋内撮影時はその力を存分に発揮してくれる。

シャッターを切るときの高揚感、溢れ出る脳汁。あの感覚がまだこのレンズでは味わうことができず、使う理由は焦点距離のみとなってしまっている。

まだシャッター数が足りていない気もするので、今後の運用については要検討のレンズ。

他の難点としては、ちょっと重い、絞り値の記載がない、フードがつけづらい(外して運用中)などがあるが、利便性、手ブレ補正、換算15mmの世界を味わえるそこそこいいレンズ。

 

XF 35mm F/1.4 R

次に購入したのがXF 35mm F/1.4R

唯一持っている単焦点レンズで、先に言うと僕はこのレンズの描写力に惚れ込んでいる。

 

まず焦点距離が換算55mくらいで肉眼の視野より少し狭いくらい。重さは187g。まぁめちゃめちゃ軽い。

そしてその写りも素晴らしい。シャープに写る線の細さとそのディテール。

特にF2.8くらいまで絞ったときのボケ感。

じわっ~と溶けていくようなボケ感は単焦点レンズ、そしてこのレンズの恩恵とも言える。

おまけに小さくて軽いのでカメラの付け替えもスムーズに行える。いい意味で丁寧に扱わなくで済むので使いやすいし、使いたくなる。

気になることと言えば、AFの精度と遅さと稼働音。これがお高い大三元レンズとかで起こるとしんどいが、このレンズはそれを差し引いても写りでリカバリーしてくれるのでプラスが勝つ。

XF 35mm F/1.4Rのレビューは以下の記事で書いてあるのでぜひご覧ください。

 

XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

実は最近ひっそりと購入したXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

来月に何回か旅行を控えていて、なにか一本広角からある程度望遠までカバーできるレンズもっておきたいなってことで購入してみた。

ちなみに換算27mm-82.5mm。およそ3倍分の焦点距離をカバーをしてくれるレンズ。

F2.8-4ということで、望遠端で使うとF4まで落ちてしまうのだが、82.5mmでF4ならある程度ボケてくれるしX-T4の手ブレ補正が強力であるため光も確保できるだろう。

そしてこのレンズはX-T2のレンズセットについてくるキットレンズでその価格は50,000円ほど。僕は中古で3万くらいで購入した。

キットレンズというと、写りが微妙な印象があると思うが、このレンズは違う。F2.8-4とそこそこ明るいレンズということもあるが、実際に使っている人に聞いてもかなり評判がいい。

まだ買って何枚かしか撮っていないが、実際に写りもそこそこいい。

 

 

なんでレンズセットで買わなかったんだろう、、と後悔するようなキットレンズとは思えない描写力。

このレンズもそうだが現在持っているレンズにはそれぞれたくさん思うことがあるので、レビュー記事を書いていこうと思っている。

とりあえず、このレンズは来月の旅行にレギュラーメンバー当確。というか、このレンズ一本でいいかも。

XF18-55mmF2.8-4 R LM OISのレビューは以下の記事で書いているのでご覧ください。

関連記事

こんにちは、Nocchi(のっち)です。本ブログでは初となるFUJIFILMのXマウントについてレビュー記事を書いていこうと思います。そのレンズとは、富士フイルム XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS。今回はこのレンズ[…]

 

 

不満な点

紹介した通り、現在は3本のレンズで運用しているのだが不満な点がいくつかある。

  • 望遠域が足りない
  • 解像感が足りない
  • 独創感がない

望遠域が足りないのはその通りで、望遠レンズを買えって話。ただ、望遠レンズを買うまでしてFUJIFILMの写りで撮りたいものがあるのかって疑問も残っているので買うかどうかはしばらく保留。

解像感が足りないというのは、FUJIFILMのレンズはなんといっても優秀な単焦点レンズが売り。ズームレンズでは得ることのできない解像感をほしいと思っていて、なにかもう一本単焦点がレンズがほしいところ。

独創感というのは、今持っている3本レンズはどれもFUJIFILMのXマウントの中で有名でかなり評判が高いレンズ。言い換えれば、間違いのないレンズを買っているのでそこそこ納得のいく写真は撮れるがそれより上にはいかない。

自分で買っては売ってを繰り替えしながら、僕なりの一本を見つけたいという気持ちがある。いわばエゴなのだが、愛着を持って使って僕といえばあのレンズって思ってもらえるようになりたいなと考えていたりする。まぁエゴ。

 

ちょっと気になっているレンズ

そんな不満を踏まえて、今気になっているレンズも紹介してみる。

XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS

望遠レンズであるXF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS

 

このレンズはまだスペックを詳しくみていないが、望遠レンズを買うならこいつかなと考えている。

価格は新品で80,000円しない程度で、中古だと50,000円くらい。

55-200mm、換算で82.5mm-300mmの望遠域をF3.5-4.8というそこそこ明るく撮れるなら十分に買う価値はある気がしている。

 

XF16-55mmF2.8 R LM WR

単焦点レンズの解像感をズームレンズで体現できると言われている、XF16-55mmF2.8 R LM WR

 

16mm-55mm、換算24mm-82.5mmの焦点距離をF2.8通しで撮ることのできるレンズ。

写りも本物で単焦点レンズ並の解像感を発揮してくれると言われている。このレンズで撮った写真を見たことがあるが、たしかにめちゃめちゃ綺麗。

ズームレンズで明るくて、写りがいいということもあり、価格は130,000円近く。そして大きくて重い。

値段も引いてしまうが、僕の中でレンズを選ぶ基準にはサイズ感と重量感が大きく関わってくるので、買うのは現実的ではないが、気になっているし撮ってみたい。

 

XF50mmF1.0 R WR

最後に最近発売されたばかりのXF50mmF1.0 R WR

 

F1.0という未知の世界を体感できる単焦点レンズ。

まだそこまで詳しくレビューを見たわけではないが、F1.0から繰り出されるボケ感は本当に綺麗だった。溶けていくようなボケ感とはこのことだと感じた。

価格は18万円近くして、このレンズも大きくて重い。それを差し引いても使いたくなるポテンシャルを十分に秘めているレンズだと思い始めている自分がいる。

こいつもあまり買うのは現実的ではないが、撮ってみたい。。誰か貸してください。。

 

 

購入前に使ってみたいという方にはレンタルがおすすめ

気になるレンズはあるけどいきなり大金を払って購入するのは気が引けるという方にはカメラレンタルサービスがおすすめです。

その中で特におすすめなのが「GooPass」というサービスです。「GooPass」は一生分の機材を”今”手に入れるをコンセプトに自分の好みに入れ替えて組み合わせられる月額制カメラ機材の入れ替え放題サービスです。

購入のハードルが高いという方は「GooPass」を使って気になるレンズをたくさん使いましょう。

実際にGooPassを利用してみた感想や具体的な使い方については以下の記事に書いているので、参考にしてみてください。
関連記事

こんにちは、Nocchi(のっち)です。僕はレンズを購入するにあたり、似たようなレンズがあると、比較してから購入を決意することが多いです。とはいえ、全てのレンズを実際に買って使ってみるのはハードルが高い...そんなときによく使うサー[…]

 

最後に

今のレンズセットと今後の展望についてつらつらと書いてみた。

これも誰かの参考になる記事ではなかったかもしれないが、整理する時間になったので自己満足しています。

FUJIFILMユーザーでおすすめのがもしあったら教えていただけると嬉しいです。

記事を気に入っていただけましたらSNSでシェアをお願いいたします。

sponsored