XF35mm F1.4 RとTokina atx-m 33mm F1.4 Xを比較してみた

2020年12月にケンコー・トキナーから富士フイルムXマウント用レンズatx-m 33mm F1.4 Xが発売された。

このレンズを導入する上で検討材料となるのはFUJIFILM純正の神レンズとも呼ばれているXF 35mm F1.4 Rとの比較

XF 35mm F1.4 Rは写りこそユーザーを魅了するレンズではあるが、AF周りなど不満点も挙がるレンズとなっている。

今回はXF 35mm F1.4 Rとatx-m 33mm F1.4 Xを比較していきながら購入するならどちらがおすすめという話をしていこおうと思う。

XF 35mm F1.4 Rについては以下の記事でレビュー記事を書いているので参考にしてみてください。

【関連記事】【作例あり】富士フイルム XF35mm F1.4 R レビュー

atx-m 33mm F1.4 Xについては以下の記事でレビューを書いています。

【関連記事】【作例あり】 FUJIFILM Xマウント用 Tokina atx-m 33mm F1.4 X レビュー

 

 

XF35mm F1.4 R Tokina atx-m 33mm F1.4 X 比較

atx-m 33mm F1.4 Xとほぼ同じ焦点距離でF値も同じであることからFUJIFILM純正のXF35mm F1.4 Rと比較してみたいと思っている方もいるだろう。

そんな僕もatx-m 33mm F1.4 Xが発表されたときからその存在が気になっていた。外から数字で見る単純な比較ではなく、やはり実際に撮ってみて使ってみないとわからないことは多くあるのでもう両方使って比較してしまえということで、今回はこの二本を徹底的に比較していく。

左がatx-m 33mm F1.4 X、右がXF 35mm F1.4 R

パット見の外観はatx-m 33mm F1.4 Xのピントリングが厚くその分レンズの長さもあるといったろところだ。

 

スペックを比較

基本的なスペック比較はこちら

XF35mm F1.4 Ratx-m 33mm F1.4 X
価格約60,000円価格約48,000円
焦点距離35mm(35mm換算52.5mm)焦点距離33mm(33mm換算49.5mm)
F値F1.4F値F1.4
最短焦点距離0.28m最短焦点距離0.4m
絞り羽根7枚絞り羽根9枚
フィルター径52mmフィルター径52mm
手振れ補正なし手振れ補正なし
長さ50.4mm長さ72mm
重さ187g重さ285g

両者ともF値、フィルター径と手ブレ補正無しというのは共通しているが、価格差約12,000円とサイズ感が大きく変わってくる点が最も大きい違い。

価格差とサイズ感が写りにどう影響してくるかという点についても後ほど比較していく。

 

 

ボケ感比較

F1.4の単焦点レンズということでやはり最も気になるのはボケ感。

そんなボケ感と写りについて比較していきます。

・XF35mm F1.4で撮影

・atx-m 33mm F1.4で撮影

2枚ともレタッチなしの撮って出しになります。

2枚とも絞り開放ということでピント部も柔らかい描写となっており、ボケ量もほぼほぼ同じ。atx-m 33mmのほうが若干淡い色味をしているというような印象を受ける。

 

・XF35mm F2.8で撮影

・atx-m 33mm F2.8で撮影

少し絞ってF2.8で撮影したものを比較していく。

2枚ともピント部がきりっとした写りとなるわけだが、ボケ量もボケ感もそんなに差は感じない。写真の端のほうを見るとatx-m 33mmのほうが若干ボケが効いているかなという程度。

また、絞り開放で撮ったよりも色味の違いというもが顕著になっていることがわかる。atx-m 33mmは空が淡い色味をしているが、葉は色が綺麗に乗っている印象。

 

逆光耐性を比較

次に2枚の逆光耐性を見比べながら比較していく。太陽光などの光を利用した作風が多い方はチェックしておきたいポイントとなる。

・XF35mm  F11で撮影

・atx-m 33mm F11で撮影

2枚とも大きくゴーストが発生していることがわかる。

atx-m 33mmのほうが新しく設計されたレンズということもあり、逆光耐性には強いと思っていたがそんなに大きな変化は見受けられなかった。

 

光芒を比較

次に光芒の出方を比較していく。夜景撮影等多い方はチェックしておきたいポイントでもある。

・XF35mm  F11で撮影

・atx-m 33mm F11で撮影

XF35mmが絞り羽根7枚、atx-m 33mmが絞り羽根9枚ということでatx-m 33mmのほうがまとまりのある光芒になる。

とはいっても光芒は表現の好みによるところがあるため、致命的な差ということにはならない。

 

実際に使った比較結果

実際に二本のレンズを使ってみて感じた差というものを以下に表わしてみる。

お互いの作例はそれぞれのレビュー記事で多く載せているのでそちらを参照していただければと思います。

 

【関連記事】【作例あり】富士フイルム XF35mm F1.4 R レビュー

【関連記事】【作例あり】 FUJIFILM Xマウント用 Tokina atx-m 33mm F1.4 X レビュー

 

■XF35mm F1.4 R
・従来のFUJIFILMの色味を体感したい人はこっち

・コンパクトな設計で取り回ししやすい
・絞りリングがクリック式で調整しやすい
・AFが少し遅く、駆動音もそこそこうるさい

 

■atx-m 33mm F1.4 X
・FUJIFILM以外の色味を体感したい人におすすめ

・AFがかなり早く駆動音も静か
・絞りリングが無段階方式かつ硬いため調整しにくい(個体差あるかも)

 

atx-m 33mm F1.4 XのほうがAFも早くストレスを感じることはないが、絞りリングが硬くクリックできないため細かなF値調節ができないのが個人的に気になった。

サードパーティということで約12000円安く35mm帯の単焦点レンズを手に入れることはできるが、FUJIFILMの独特な色味と描写は得ることができないという結果だった。

しかし純正に比べて価格も安くAFも早いことから少しでも価格を抑えてレンズを欲しいという方にはおすすめのレンズであるように感じる。

 

 

 

最後に

今回は純正とサードパーティ性のレンズ比較をやってみた。

どちらも非常によいレンズであると思うが、1本に決めなければならないとなった場合に僕が勧めるのはXF 35mm F1.4 Rだ。

AF周りで気に食わないところやAPS-Cの単焦点レンズにしては値段が高めなところが気になるが、やはりこの写りには敵わない。

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