新たな神レンズ XF33mmF1.4 R LM WR レビュー 【作例あり】

こんにちは、Nocchi(のっち)です。

Instagramではしれっと発信していたのですが、実は去年の10月に「XF33mmF1.4 R LM WR」というレンズを購入しました。

購入後すぐにレビューしようかとも思ったのですが、買う前から素晴らしいレンズということはわかっていたので、すぐにレビューしても褒めちぎるよりはしっかりと使いこんでからレビューすることに決めていました。

今回はこの「XF33mmF1.4 R LM WR」について実際に使い込んでわかったことを中心にレビューしていこうと思います。

 

XF33mmF1.4 R LM WR

これまで多くのFUIJIFILMユーザーに愛されてきた神レンズこと「XF35mmF1.4 R」というレンズがあります。

今回購入した「XF33mmF1.4 R LM WR」はその後継機にあたります。焦点距離は2mm短くなり、AF性能が格段に進化、また防滴防塵も追加されました。

 

 

XF33mmF1.4 R LM WRを購入した背景

僕もこれまで長い期間、「XF35mmF1.4 R」を愛用してきて多くの写真を撮ってきました。

AFが遅く、精度もそんな高いわけではないですが、それさえも許容できるほどの写りとコンパクトな設計に惚れ惚れしていました。

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では今回、なぜ購入にいたったのか。いくつか理由があります。

・XF56mmF1.2 R WRの写りが良すぎた
・カメラは最新機なのにレンズは古いゆえの写りの矛盾
・XF35mmF1.4 Rの寿命が近づいていた
・言ってもAFが遅いのはやはり苦しい

購入前はもっと理由があった気がしますが、今振り返ってみるとこんな感じです。

最近、「XF56mmF1.2 R」の後継機ということで「XF56mmF1.2 R WR」というレンズが発売されました。このレンズを使う前までは昔ながらのFUJIFILMの柔らかい描写が好きで買い替え不要と思っていたのですが、実際に使ってみると気持ちが一変しました。

当時はX-H2という第五世代のセンサーを積んだカメラを使っていたこともあり、最新のセンサーの写りと最新のレンズの写りが相乗効果を生んでいることに気が付きました。「XF33mmF1.4 R LM WR」もリニューアル版なので「XF56mmF1.2 R WR」に限りなく近い写りをすると考えれば買わない理由がなくなっていきました。

「XF35mmF1.4 R」も本当に使い込んだこともあり、購入時よりもAFが性能が落ちていたり、カメラとの接触感度も悪くなっていました。さらにストリートスナップの撮影が多い僕が遅いAFのレンズを使い続けるのも健全ではないと思っていたので、思い切って買い替えを決意しました。

以前「XF35mmF1.4 R」と「XF33mmF1.4 R LM WR」を比較した記事を書いたので合わせて読んでみてください。

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XF33mmF1.4 R LM WRのスペック

「XF33mmF1.4 R LM WR」のスペックを見ていきましょう。

価格約104,000円
焦点距離33mm(35mm換算 50mm)
F値F1.4
最短焦点距離0.3m
レンズ構成10群15枚
絞り羽根9枚
フィルター径58mm
手振れ補正なし
長さ73.5mm
重さ360g

レンズ構成は非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚を含む10群15枚となっており、効果的に各収差を補正することでクリアで美しい描写を可能としています。ちなみに「XF35mmF1.4 R」のレンズ構成は6群8枚(非球面レンズ1枚)でした。

筐体は長さ:50.4mm、重さ:187gから長さ:73.5mm、重さ:360gとさすがに目をつむることができないほどにサイズアップしました。ここをどう捉えるかで購入するかどうかが大きく分かれそうですね。

AFに関しては全群繰り出し式からインナーフォーカスへと変わり、新たにリニアモーターを採用したことでAFが高速かつ静音になりました。防塵・防滴と-10度までの耐寒性能も兼ね備えていることから撮影者に安心感をもたらしてくれます。

 

 

XF33mmF1.4 R LM WRの外観

続いて外観を見ていきましょう。

 

手に持ったときのサイズ感はこんな感じです。成人男性の掌に収まるか収まらないかといった具合です。標準域の単焦点レンズにしてはやはり少し大きいといったところでしょうか。

サイズ感的にはXF18-55mmF2.8-4 R LM OISとほぼ同じになります。上がXF33mmF1.4 R LM WR、下がXF18-55mmF2.8-4 R LM OISです。

外観と機能はシンプルで上からピントリング、絞りリングのみとなっています。

ピントリングは滑らかであるゆえ、ピントを追い込みたい場合は少し軽すぎると感じてしまうかもしれません。絞りリングは軽すぎず重すぎず適度な力加減で調整することができます。

既に結構使い込んでいるためレンズが傷だらけになってしまっているのはご容赦ください。

X-T5との組み合わせ

X-T5との組み合わせは見た目、ボディバランスともに絶妙です。

 

 

 

XF33mmF1.4 R LM WRの作例と所感

それでは実際に使ってみて感じたことを作例を交えながら挙げていこうと思います。

 

写りはシャープでキレキレ

購入前にわかっていたことではありますが、写りはキレッキレです。従来のFUJIFILM Xの柔らかさとは遠い写りにはなりますが、期待通りのシャープさです。

特にピント面がよりシャープとなり、解像感高い写真を生み出してくれます。

 

 

 

ちなみに色乗りも抜群です。曇天や日陰部分では青被りするのは相変わらずですが、いい光が入ったときの色表現はもちろん健在です。

 

 

神レンズ×高性能AF

神レンズと高性能のAFの出会いによってこれよりも表現の幅がさらに広くかつ撮影のハードルも下がりました。

「XF35mmF1.4 R」のAFでは絶対に食いつくことのなかったタイミングで撮影。逆光かつ歩行者なんて最初からAFに期待せずMFで撮っていましたが、このレンズではAFで簡単に撮ることができます。

また逆光性能も改善されており派手なゴーストが出ることがなくなり、わずかにフレアが出るほどにまで抑えられています。逆光性能もAF性能も高いのでストリートフォトグラファーは嬉しいポイントですね。

このようなシルエットなどの黒い被写体も迷うことなくピント合わせが可能になりました。

 

 

これぞ万能レンズ

抜群の写りと高性能AFを手に入れた神レンズはいかなるシチュエーションでも使うことができるようになりました。

防滴防塵と高速AFにより雨中のストリートスナップ、解放F1.4からキレキレの描写と高速AFで動きのあるポートレートもストレスなく撮影することができます。

 

 

「XF35mmF1.4 R」と比較してしまうと大きく重くなったのは事実ですが、重すぎて持ち運べなかったり、撮影テンポが落ちるレベルではありません。

焦点距離による制限はあるものの標準域で撮れないものはないと言っても過言ではないです。

 

 

意外と変わる2mmの角度

あまり語られることのない焦点距離35mmから33mmへの変化

2mmの差なんてあってないようなものだと感じられる方も多いかもしれませんが、実際に両方使ってみるとその大きな違いに気づくことになります。

大体フルサイズ換算50mmくらいが人間の視野角に最も違いと言われていますが、「XF35mmF1.4 R」の場合だとフルサイズ換算53mmのため確かに若干狭いのですよね。

自分の視野に入っている景色よりも少しクロップされて切り取っているイメージで慣れてしまっていましたが、「XF33mmF1.4 R LM WR」の場合だとそれがない。レンズを切り替えたばかりの何日間は画角が広くなったと感じますが、慣れていくと脳内でクロップする必要がなくなっていくため、この景色がいいなと思った瞬間にカメラを構えてシャッターを切ることができます。

 

 

 

完璧すぎるゆえ…

レンズを使い続けていくうえで感じることはレンズの質が非常に高いということです。

AFや防滴防塵、逆光性能どれをとってもクオリティが高いため簡単に綺麗な写真を撮ることができてしまいます。初心者の方がこのレンズを一本目に使うと他のレンズが使いにくいと感じてしまうかもしれませんし、それなりの本数を使ってきた方すると面白みのないレンズに見えるかもしれません。

どんな方が購入したとしても基本的に後悔することはないと思いますが、良くも悪くもクセがないため、特に機材に行動を制限されることなく写りを追及していきたいという方にはぴったりかもしれません。

 

 

他の作例

全てレタッチしているためあまり参考にならないと思いますが、他の作例を10枚載せておきます。こんなの撮れるんだーくらいに思っていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

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最後に

今回はXF33mmF1.4 R LM WRというレンズをレビューしていきました。

これまで多くのレンズを使ってきましたが、ここまで不満点の出ないレンズは初めてかもしれません。普段使いでもよし、ここぞという時の一本で使うのでもよし、まさに万能レンズと言えます。

僕自身で言えば、2023年はX-Eシリーズの新作が出るまではX-T5、XF56mmF1.2 R WR、そしてこのXF33mmF1.4 R LM WRをメインに使っていくことになりそうです。

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