紅葉が見頃の京都をヘリコプターから空撮してきた写真とその振り返り

こんにちは。Nochhi(のっち)です。

少し更新が滞ってしましました。というのも色々と落ち着いてきたので秋の京都に出向いて撮影に集中していました。撮影あってのCameRifeなのでご理解くださいませ。

さてさて、紅葉が見頃のタイミングで京都を巡ってきて色々と撮影してきたわけですが、今回の目玉はなんといっても秋の京都の空撮。

全ての照準をここに合わせて遠征の準備をしてきたわけです。そんな思いのこもった写真と共に空撮の感想をつらつらと書いていきます。

 

 

秋の京都をヘリから撮る

まずは今回空撮するにあたって使用した会社とサービスから

今回利用させていただいのはISA TRAVEL様の「京都ヘリコプター遊覧!超オススメ!大切な日やサプライズにもピッタリな京都周遊コース」プラン

フライト時間は30分の料金は一人当あたり27,000円。この価格をどう感じるかは実際に飛んだ人にしかわからないが、僕はちょっと安いくらいに感じています。そのくらい非常に価値のあるサービスを受け取ることができました。

実は空撮は2回目

この京都の空撮に向けて東京で一度練習していました。高い練習代でしたが、そこで学んだことは今回の空撮に非常に活きたので経験しておいて正解だったと確信しました。

東京での空撮撮影記はこちらからどうぞ

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巡るコースを決める

コースはISA TRAVEL様のHPから事前に確認することができるが、予約時に行きたいところをリクエストするとできる限り叶えてくれます。

お願いすれば京都だけではなく、大阪や滋賀にも連れて行ってくれるらしい。

今回巡ったのは主に伏見桃山城、東福寺、清水寺、平安神宮、京都御所、大文字山、金閣寺、妙心寺、東本願寺、京都タワー、東寺、比叡山延暦寺などなど

30分間で他にも飛びながら見つけたものは撮っていくスタイルで3万円切りますからね。すごいでしょう。

 

秋の京都の空を舞う

 

 

スタートはちょっと外れた京都ヘリポートから。畑が多い言ってしまえば田舎から市街地に向かっていきます。

相変わらずヘリの浮き上がる瞬間の感覚は新鮮です。飛行機とはまた違う独特な感覚です。(前の撮影記でも言ってた気がする)

市街地を目指していると伏見桃山城が見えてきました。スポットライトが当たっているかのような光を浴びていて最高にかっこいい

開始早々にこれは最高の写真に仕上がると確信しながら撮影していたことを覚えています。

 

ここで撮影に使った機材の話

カメラはX-T4とX-E4の二台体制。X-T4にはXF16-55mmF2.8を付けて、機内の様子と景色を広角に撮影。X-E4にはXF70-300mmF4-5.6を付けて寺院を切り取っていく。

 

望遠は揺れる機内かつ手振れのリスクが非常に高いが、京都の空撮においてはこれが必須となる。

というのも京都では十分に高度をとり、なおかつ寺院の真上には行けないという条例があるらしいのでヘリからはまぁ寺院が小さく見える。標準ズームの望遠端で撮るのも不可ではないが、迫力には欠けてしまうかも。

さぁさぁやはり注目してしまう清水寺。清水寺クラスの存在感であれば目を凝らして見なくても発見できます。

いやぁ、、美しいですね。。。心の中では大興奮ですが、押し殺してシャッターを切り続けます。清水寺もちょうといい光が差し込んでいて三重塔の存在感と鮮やかな紅葉が絶妙。

操縦士さんも気を利かせてくれて清水寺は長めに留まってくれた気がします。もう何百回と見ている景色なんでしょうけど、「綺麗ですねぇ」と心の声が漏れていたのは一生忘れないかも。

 

サイコロを展開したときのような俯瞰景色。立体感を表現できない俯瞰撮影では光と色が写真の構成要素を大きく占めることになります。タイミングはこだわるに越したことはない。

紅葉はあまり関係ないですが、平安神宮の大鳥居が見えてきました。これも光がいい感じに入ってきていて絶叫ものでした。

心の中では「やばぁーー!」と叫んでいますが、冷静を装い撮ります。平常心を失ってしまうと、「あれも!これも!」と欲張ってしまい、撮りたいものを取り逃がしてしまうのは東京の空撮時に経験済み。

これは旋回時の写真。逆らうことができずにされるがままに重力を感じます。この感覚もヘリならではでしょう。

次に空撮時の撮影の設定について。

今回は標準域であればSS1000、望遠であればSS2000を標準設定にして撮影。望遠はブレやすいのでSSはこのくらいは確保しておきたいが、絞れなくなってしまうのが難点。

XF70-300mmは絞り開放でもそこそこの描写をしてくれるのであまり問題はないが、空撮で望遠を使う場合はレンズの性能を考慮する必要がありそうだ。

小粒な京都の街並みに広大な景色が見えてきました。京都御所です。

ここは標準か広角のほうがいいかも。ただ広く写せばいいというわけではないので、バランスを撮るのが非常に難しいポイントです。

所々に見える赤の紅葉と銀杏がポイント的に映えます。

ちょっと目を横にやると「」という文字が見えますね。すっかり存在忘れていました、すいません。

 

かなりちっぽけですが、金閣寺と永観堂が見えました。

両方とも影っていてあまりテンションが上がりませんでしたが、永観堂の紅葉は空からでも非常に綺麗。あまり見たいと思っていなかったので記念的に撮影。

さてここから京都駅に向かっていくというところで、火事でしょうか?上空で色々と考えさせられる瞬間でした。

皆さん大好きの東寺です。夜のライトアップ時には大行列からの撮影場所の取り合いというトラウマスポットですが、そんなことは空からは関係なし。

俯瞰して木々の配置を決めたんですかね。配置が絶妙でこれまた美しい。

Lightroomを駆使して真上から撮影したかのようにしてみました。こうやってみると見頃なのに空いていますね。日中なら空いてるのかな?と淡い期待を抱いてしまいます。(そんなわけはないのですが)

 

本願寺までやってきました。地上では大きすぎて撮影が難しい本願寺でも上空からだと簡単に画になります。にしてもやはり大迫力。

 

顔を上げるとそこには京都タワーが。あまり高くはありませんが、他の建造物が低いためやはり高さを感じます。京都において京都タワーを上から撮れる場所は数か所しかないため貴重な写真です。

全てのコースを周りきっても少し時間に余裕があったので機長さんの粋な計らいで比叡山まで行くことに。

道路は影っていますが、光があたっている木々が非常に美しい。京都でこの景色を見れるとは思っていなかった。なんとなくいろは坂にちかい雰囲気を感じますね。

 

さぁさぁ比叡山延暦寺が見えてきました。こう見ると本当に山の中にぽつんと存在している感じなんですね。だからこそ存在感が引き立つんでしょうけど。

比叡山も長居はできないため、すぐに引き返します。滋賀のあの大きな湖もちらっと見えました。

そして大興奮の秋の京都空撮も終了の時間です。30分という時間でもやはりあっという間。目まぐるしくかわっていく景色を集中して撮っていると一瞬のように時間が過ぎ去っていきます。

栄えていた市街地から再び田舎方面へと戻っていきます。寺院だけではなく、こういった広大な自然な景色を嗜めるのもこれまた京都の良さ。

いくつか撮り逃したポイントもあるのですが、個人的に目をつけていたポイントはしっかりと抑えることができました。それに加えていい光が入ってきて、さらには紅葉も見頃。もう何も思い残すことはありません。

東京、京都の空撮を終えた今、次はどこを撮りましょうか。春の京都でも東京リベンジ編もいいかもしれませんね。一緒に乗ってくれる方随時募集しています。初めての方でもそれなりに撮れるようにあれこれ教えますよ。

 

空撮で気を付けるポイント

 

気になっている方も多いでしょうから空撮で気を付けておきたいポイントをざっとまとめておきます。

・カメラは二台体制が吉(機内の様子は広角、外の景色は標準or望遠)

・忍者レフ必須(映り込みがえぐい)

・F値、ISOよりもまずはSSを確保

・三半規管が弱い人は撮る余裕ないかも(強い人も念のため酔い止め飲んだほうがよい)

・スポットの位置関係は頭に入れておくこと(飛ぶと方向も位置もわからなくなる)

・最も大事なのは興奮を抑えて冷静を装って撮影すること

 

 

最後に

タイミングを読みに読み切って最高の空撮を経験することができました。満足した自分と他の空撮もしてみたい自分がいます。

どうしても気になってしまうのがその価格かと思いますが、こればっかりは飛んでみないとその価値は分からないと思います。なので中途半端におすすめする気にはなりませんが、僕は十分に価値を感じているので二回も飛んでいるわけです。

特に今回の秋の京都は価格以上の価値を感じ取ることができて非常に満足しています。

他の京都の撮影記はnoteに投稿しているのでこちらのチェックもお願いします。

note(ノート)

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