富士フイルムの2倍テレコン「XF2X TC WR」の作例とレビュー

こんにちは。Nocchi(のっち)です。

あともう少しズームできれば、、!なんて思う瞬間が時々あります。それは主に展望台から望遠ズームレンズを使って撮影する際に思うことが多く、なんとかしたいなーと考えていたところテレコンに出会いました。

テレコンとはズーム領域をさらに伸ばしてくれる画期的なアイテムでレンズを買い足すことなくさらに遠くのものを撮ることができるのですが、いいことだけではなくい悪い面もある。

そこで今回は富士フイルムがら出ている「XF2X TC WR」というテレコンをレビューしていきます。

 

 

そもそもテレコンって

テレコンとはテレコンバーターの略称でレンズに取り付けることで、焦点距離をさらに望遠に伸ばすことができるアイテム。

またテレコンは主に×1.4、×2.0といった焦点距離をそれぞれ1.4倍、2倍としてくれるものが多い。例えば焦点距離が200mmのレンズであればそれぞれ280mm、400mmまで延長することができる。

 

テレコンのデメリット

ズームを伸ばすことができる便利アイテムだが、もちろんそんな良いことだけでない。

基本的にF値(絞り値)はレンズが×1.4の場合は1段分、×2の場合は2段分下がってしまうのだ。せっかくF2.8のレンズを使っていてもテレコンを使うとF5.6にまでなってしまう。

あとはAF精度が落ちてしまったり、解像感が失われてしまうという懸念もあるが、これは全てのテレコンに当てはまるわけではなく、モノによってくる。そこがテレコン選びの大きなポイントとなってくる。

 

 

FUJIFILM XF2X TC WR

これが今回レビューしていく富士フイルムの2倍テレコン「XF2X TC WR

テレコンをレンタルしているサービスを見つけられなかったので、いきなり購入してみました。

 

XF2X TC WRのスペック

価格約51,000円
対応レンズ

XF50-140mmF2.8 R LIS OIS WR
XF100-400mmF4.5-5.6 R LIS OIS WR
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro

撮影倍率レンズの2倍
手振れ補正レンズの手振れ補正性能
長さ30.2mm
重さ

315.51g

最近新しくXF70-300mmF4-5.6が発売されたことで対応レンズが4種類となった。もちろん僕が愛用しているXF50-140mmのレンズにも対応。

またこのテレコンを装着してもレンズの手振れ補正性能が引き継がれて、AFの速度も影響しないと謳われている。

さらにレンズ名にもついている「WR」は防滴・防塵対応となっているため-10℃の世界でもシャッターを切ることができるようになっている。もちろん使用しているカメラやレンズも防滴・防塵となっていることが必要だが。

 

XF2X TC WRの外観

焦点距離を2倍まで引き上げてくれるわりには意外とコンパクトで非常に持ち運びしやすいサイズ感となっている。

小さめの単焦点レンズを持つ感覚でそんなに邪魔にならないのがいい。

テレコン上部のキャップを外すと突起が現れるので、この突起をレンズに差し込むことで使用できるようになる。

 

FUJIFILM X-T4に装着

それではXF2X TC WRを装着したXF50-140mmF2.8をX-T4に装着してみよう。

テレコンを付けるとただでさえ長いXF50-140mmがみょーんと伸びる。

こんな感じ、、。APS-Cの売りであるコンパクト設計はどこへやら、、。これで運用していくのは結構不安、、。

ちなみにテレコンをレンズから外す場合はテレコンから横にレバーが生えているので、このレバーを引きながらテレコンを回すことで外すことができる。少し力を入れないとレバーは引けないので撮影時にひょんなことでレンズが外れてしまう心配はない。

普段使用しているカメラのX-T4については以下の記事でレビューしているのでぜひ。

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気になるAF性能と解像感

非常に気になっていたAF性能と解像感の検証をするために撮影へ。撮影場所はスカイツリーの展望台。高い検証代だ、、。

まずわかったのは意外とAF性能は悪くない。AF速度が落ちたと感じることもないし、精度が低いと感じることもあまりなかった。優秀なカメラやレンズを使っていればAFが気になるからテレコンを買わないという選択を取る必要はない。

次に気になるのが解像感。この検証は撮影した作例を交えながら確認していこう。

解像感を確認したいので、現像は露出調整のみとしていてシャープネスの強化や色味補正は全くしていない。

この東京タワーの写真は焦点距離280mmで撮影、つまり50-140mmの望遠側×2で撮影していることになり、フルサイズ換算では420mmということになる。

こちらも同じく280mmで新宿のドコモタワーを撮影。いかがでしょうか。

解像感に関しては妥協点が人によっては異なってくるところではあるが、個人的にはがっかり、、。建物のディテールが全く感じられず、コンデジで無理やりズームしたみたいな粗い写り。XF50-140mmという最高画質のレンズがこうなってしまうのか、、と撮影しながら落胆していた。

こちらはちょっと引いて210mmで撮影。引くとディテールが戻ってきたが、、個人的にはこれでも残念。

さらに引いて150mmで撮影。もうほぼテレコンを使う必要がない焦点距離だが、、これでもうーんと感じてしまう画質。めちゃめちゃ期待してというわけではなかったので、こんなもんか、、と察してスカイツリーを後にした。

ちなみにいつもの自分の写真と同様なレタッチをすると写りの破綻や、色破壊が早かったのも確認済み。普段使っているプリセットをあてるとひどい写真となってしまった。

今回撮影で使用したXF50-140mmF2.8は以下の記事でレビューしています。

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最後に

結論から言うと望遠を延長できるのは嬉しいが、解像感が満足できないという結果でした。

最大限までズームしてしまうとどんなレンズでも画質は落ちるしテレコンを使うとさらに落ちてしまうが、少しだけズームが足りないという方にその少しを補うという使い方はテレコン自体小さいし軽いし非常に適しているかもしれない。

僕みたいに140mmのレンズを使っている人はテレコンで2倍にするのではなく、300mmや400mmのレンズに切り替えろってことなんですよねきっと。

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