【カメラ初心者向け】 F値(絞り値)を理解してオート撮影を卒業しよう

カメラを始めると最初に聞くと言っても過言ではないF値

カメラを始めない限り中々耳にする機会もない言葉ですが、カメラを始めるとF値は避けては通れない言葉。

オートモードで撮影していればF値は気にしないかもしれないですが、せっかく買ったカメラでもあるのでしっかりとカメラのことを理解して表現の幅を広げていきたいところ。

今回は簡単にF値、絞り値について解説していくので、オート撮影を卒業しましょう。

 

 

カメラの絞り(F)値とは

まずF値=絞り値です。そして、F値は簡単に言うとボケ具合をコントロールするものです。

一眼カメラの醍醐味と言えば、背景をぼかせること。背景をばかした写真を撮りたいから一眼カメラを購入したという方も多いことだと思います。

F値はそのボケの強度を調整する値で、F値が小さいほうがボケ具合が大きくなります。つまり主体の背景をぼかして主体を引き立てた写真を撮ることができます。

上の写真ではF1.8とかなりF値を小さくして撮影していて、1点にピントが合いその背景がボケています。

逆にF値が大きいと、ボケにくくなり写真全体をシャープに撮影することが可能となります。上図はF14で撮影。

この全体にフォーカスが合っていることをパンフォーカスともいいます。スマートフォンの撮影やコンパクトデジタルカメラで撮影したときと同じような感覚である。

このように、F値によって全然違う印象の写真となる。

 

F値の仕組みとは

F値による写りの違いは説明しましたが、なんでそんなことになるのかというメカニズムを知りたい方向けに解説します。

F値とはレンズの光を通す穴の大きさを表しています。F値が低くければ穴は大きく、F値が高ければ穴は小さくなります。

穴が大きい、つまりF値が低いということはその分光を多く取り込むので、明るく撮影することができます。逆にF値が高いと光を取り込む量がすくないので、暗い写真となります。

 

Aモード(絞り優先モード)

 

Aモードは僕がカメラ初心者の方、オートから卒業したい方に向けておすすめしたいモードでF値を任意に設定できるモード。

F値は自分で好みの設定にしたあと適正な明るさになるように、シャッタースピードとISOをカメラで自動的に設定してくれます。

被写体だけにピントを合わせて前後をぼかしたい時や、手前から奥まで広い範囲にピントを合わせて全体の風景を表現したい時に適したモードといえます。

これならF値だけを意識して撮影することができるのでオートから一歩踏み出したい方に特におすすめ。ぜひAモードでたくさん撮影してください。

Aモードについては以下の記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。

【関連記事】絞り優先(A,AV)モードをマスターしてオート撮影を卒業しましょう。

絞り優先(A,AV)モードをマスターしてオート撮影を卒業しましょう。

 

カテゴリー別の基準F値

写真を多くと撮っていると被写体ごとになんとなく自分の中で設定するF値が決まっていきます。

被写体のカテゴリー別でおすすめのF値を紹介していきます。

 

F1.4~F4

F1.4~F4という比較的F値の小さくして撮る場合は、基本的にボケ感を生かした写真で使うことが多い。

例えばこの菜の花の写真のように真中付近に綺麗に咲いた菜の花にフォーカスを当てることで、真ん中の菜の花よりも後ろの背景と前にある菜の花がボケる。

このように花など一点に視線を集めたい場合はF値を小さくしてボケ感を作ると印象的な写真に仕上げる。

またボケ感を活かすという意味では人にフォーカスをあてて撮影するポートレートでもF値を小さくして撮影することは有効的である。

特にモデルさんを用いたポートレートでは自然とモデルさんに視線がいくような写真にする必要があるため、F値を小さくして背景をぼかすというのが基本だ。

この背景にキラキラと丸く写っているのものは玉ボケと呼ばれ、イルミネーションの光がボケたものであり、これもF値を小さくすることで撮影することができる様になっている。

玉ボケについては以下の記事で撮り方を解説しているので合わせてご覧ください。

【関連記事】玉ボケの撮り方をマスターしてキラキラな写真を撮る

玉ボケの撮り方をマスターしてキラキラな写真を撮る

F5.6~F11

F5.6~F10という中間的なF値で都市や自然などの風景を撮ることに適している。

一般的にF8前後がレンズの性能が最も高く、描写力が高く高画質に撮れると言われている。

ボケの効いた写真ではなく、全体にピントのあったパンフォーカスで撮影をしたいという場合はF8前後に合わせておくのがおすすめ。

 

F14以上

F14以上では特殊な表現をしたい場合に使われることが多い。

例えばこのように道路を車が走っていた軌跡を捉える撮影や、下図のようなライトをウニのようなトゲトゲとした形に撮りたい場合

このような特殊な撮影ではF14以上を使うことが想定されるが、基本的にはF値を大きくしすぎてしまうと回折現象という画質が落ちてしまうリスクがある。

パンフォーカスで撮りたいからといっていたずらにF14以上に設定することはおすすめしない。

車の光跡をレーザービームのように撮る撮り方は以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。

【関連記事】夜景撮影を一段とかっこよく! レーザービームの撮り方

夜景撮影を一段とかっこよく! レーザービームの撮り方

光をウニのように撮りたい方は以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。

【関連記事】光芒を使った写真を撮ろう! あのウニウニの撮り方について解説します

光芒を使った写真を撮ろう! あのウニウニの撮り方について解説します

 

 

最後に

今回は初心に戻ってF値について解説してみた。

最初に学んでおきたいF値。ボケの量と光の量をコントロールすると一口に言ってもF値を少し変えるだけでも写真の作風は大きく変わるためF値をマスターしておくだけで、撮れる作風の幅はかなり広がります。

ぜひF値を自分でいじる習慣をつけてみてください。

記事を気に入っていただけましたらSNSでシェアをお願いいたします。
sponsored
最新情報をチェックしよう!