地味に魅力的な小三元レンズとは メリットとデメリットについてまとめてみた

こんにちは、Nocchi(のっち)です。

みなさんは小三元レンズという言葉を聞いたことはあるでしょうか。

大三元レンズは有名で耳に入る機会も多いとは思いますが、実は小三元レンズというのも存在します。

今回はメリットとデメリットに触れながら小三元レンズとはなにかということについて解説していきます。

大三元レンズについてはこちらの記事を参考にしてください。

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小三元レンズとは

 

そもそも大三元レンズ開放F2.8と明るく、最高峰の写りをするズームレンズ。

それに比べて小三元レンズとは開放F4と若干暗いが、大三元レンズに比べて焦点距離のレンジが広く、比較的安価という特徴がある。

例えばFUJIFILMの場合は以下の3本が小三元レンズに当てはまる。

・XF10-24mmF4 R OIS WR

 
・XF16-80mmF4 R OIS WR

 
・XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS

この望遠レンズはF4通しというわけではないが、小三元レンズに位置する望遠レンズである。
小三元レンズ3本所持していると焦点距離10-200mm、フルサイズ換算で15-300mmという超広角から望遠域までほとんどの写真は撮れるセットとなる。
 

小三元レンズのメリット

小三元の特徴でも触れたものと重複するものがあるが、大三元レンズのメリットは以下がある。

比較的安価
比較的軽量小型
焦点距離のレンジが広い
基本的には大三元レンズと比較したときに勝っている点が小三元レンズのメリットとなってくる。
まずは大三元レンズと比べて比較的安価であること。以下の二本のレンズを比較していこう。
・XF8-16mm F2.8 R LM WR

・XF10-24mmF4 R OIS WR

 
大三元レンズでもあるXF8-16mm F2.8 R LM WRの価格は約230,000円。重量は810g。焦点距離は8-16mm。
それに比べ小三元レンズのXF10-24mmF4 R OIS WRの価格は約83,000円。重量は410g。焦点距離は10-24mm。
大三元と比べたときに価格は1/3程度。重量も半分。焦点距離のレンジも小三元レンズのほうが広い。
 

小三元レンズのデメリット

逆に小三元レンズのデメリットとしては以下が挙げられる。
開放F4と暗くぼけにくい
大三元レンズの写りには敵わない
まず小三元レンズの開放F値は基本的にF4
F4というよりボケ感が弱くボケの効いた表現をすることは難しくなる。F4という数値は昼の屋外の撮影であればあまり問題ないが、屋内や夜の撮影では明るさを確保することができず画質の劣化に繋がり兼ねない。
また、大三元レンズは単焦点レンズ並の写りをするとも言われており小三元レンズではその解像感を手にすることは難しい。全体的に画質が悪いというわけではなく、あくまで大三元レンズのほどの写りはできないということなので人によってはそんなに気にならないポイントでもある。
 

小三元レンズが向いている人

逆に小三元レンズが向いている人は機動力高く気軽に撮影したい人が考えられる。

大三元レンズは写りが良い分大きくて重いというデメリットがある。その代わり小三元は比較的軽量小型なので複数のレンズを持ち歩き変えながら機動力高く撮影することができる。

またレンズにそんなに大金をかけたくないという人も比較的安価で広いレンジで撮影が可能となる小三元レンズはベストの選択となってくる。

 

小三元レンズが向いていない人

小三元レンズが向いていない人は写りに妥協したくない人が考えられる。

圧倒的な写りで風景をとらえたい人や仕事としての撮影では小三元レンズではなく、大三元レンズをチョイスしたほうが良い。

またポートレートや花撮影など、ボケの効いた写真をメインに撮っていきたいという方にもF4通しである小三元レンズは不向きである。

 

 

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実際にGooPassを利用してみた感想や具体的な使い方については以下の記事に書いているので、参考にしてみてください。
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最後に

今回は小三元レンズのメリットとデメリットを見ながら解説してみた。

自分の撮影スタイルによって焦点距離によって大三元レンズと小三元レンズを使い分けていくという運営もありだと思っている。

例えば僕は使用頻度の高い焦点距離でもある標準レンズは明るくてボケの効く大三元レンズを使って、逆に広角域でボケの効いた写真は撮る機会があまりないので小三元レンズを使っている。

また持ち歩くレンズのトータルの重量やサイズ感によっても大三元レンズと小三元レンズを買い分けていくというのもいいかもしれない。

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