写真のヒストグラムとは 見方を理解して露出を調整できるようになろう

こんにちは、Nocchi(のっち)です。

写真を撮っていて、カメラをいじっているとこんなグラフ見たことありませんか?

ヒストグラム,見方,カメラ

これはヒストグラムという撮影時やレタッチ時によく見られるグラフ。

ヒストグラムを見ただけで難しそうと思って、あんまり理解を深めきれてないかもしれませんが、実はものすごく簡単でシンプルです。

ヒストグラムを理解すると撮影だけでなくレタッチのときに役立ってくれたりします!

ということで、今回は写真のヒストグラムについて解説していきます。

 

 

ヒストグラムとは

ヒストグラムとは、写真を構成しているピクセルがどの明るさに分布しているか確認するためのグラフです。
ヒストグラムのグラフを見ただけで、今撮っている写真やレタッチしている写真が明るいのか、暗いのか、白飛びしているのか黒つぶれしているのか、はたまたコントラストが強いのか弱いのかを確認することができるグラフなのです。
 
 

ヒストグラムの確認場所

ヒストグラムの見方を解説する前に、どこからヒストグラムを確認することができるかを紹介していきます。

カメラと写真編集ソフト(Lightroom)の場合の確認方法を紹介します。

 

カメラのヒストグラム

 

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カメラでヒストグラムを確認するには、撮った後にディスプレイで確認することもできるし、撮っている最中にもヒストグラムを表示することができます。
右側に4つでているグラフ全てがヒストグラムになります。
 

Lightroomのヒストグラム

 

Adobe Lightroomの場合は右上にたくさん重なってるものがヒストグラムです。
Lightroomでは、カメラで4つ表示されているヒストグラムがまとまって表示されていますね。
 

ヒストグラムの見方

ヒストグラムの見方はシンプルで、グラフの山が左側に多くあれば暗い写真、右側に多くあれば明るい写真です。
 

明るい写真

 

薔薇,バラ,ばら,露出↑は山が右側に集まっているので明るい写真

暗い写真

 

薔薇,バラ,ばら,暗い↑は山が左側に集まっているので暗い写真

適正露出

 

薔薇,バラ,ばら,綺麗↑は真ん中に集まっているので、いわゆる適正露出にあたります。

簡単に説明するとヒストグラムの役割ってこれくらいなんです。

 

白飛び

ヒストグラムは白飛び、黒つぶれしていないかとコントラストの強弱も把握することができます。
この写真は極端ですが、右側に山が張り付いているときは写真が白飛びしている状態になります。
ヒストグラム,白飛び,明るい 白飛びはレタッチでもリカバリーすることが難しく、撮影時から回避する必要があるので、白飛びしていないかチェックするにもヒストグラムを使うことができます。
 

黒つぶれ

逆に左側に張り付いている場合は黒つぶれしている状態を表します。
ヒストグラム,黒つぶれ,街並みこちらも白飛び同様、撮影後に編集でリカバリーすることが難しいため、撮影時から気をつける必要があります。
 

コントラスト

 

渋谷,スクランブル交差点,センター街,ヒストグラム↑のように左右に山が張り付いていて両端が途切れているときは、コントラストが強い写真であることを示しています。

コントラストが強いと写真にメリハリがついてクッキリ鮮明な印象になります。

渋谷,スクランブル交差点,センター街,ヒストグラム↑のように山が中間部分の明るさに集中していて、メリハリのないコントラストが弱い写真になっていることがわかります。

 

ヒストグラムは必要??

目で見たら明るいか暗いかなんてすぐわかるからヒストグラムって不要だって思いますよね? 僕もそう思っていましたが、よくこんなことがあります。

PCで写真編集してスマホに送ったら、明るさが思っていたような明るさじゃなかったり、コントラストが思っていたより効いていなかったり。。。

また、撮影ではカメラのモニターで明るさを判断していたけど、PCに送ってみたら暗すぎて実は黒つぶれしていたり、、

これはヒストグラムを参考にすることで全てが解決しました。

モニターでは端末によって明るさが変わってしまいますが、ヒストグラムの情報は変わりません。

ヒストグラムを読み取ることでどの画面で見るか関係なく、どの程度の明るさかを判別することができるんです!

 

最後に

今回はヒストグラムについて解説してみました。
写真によっては、あえてオーバーやアンダー気味にしたりすることがあると思うので、そこまでヒストグラムにこだわる必要はありません。
ヒストグラムを理解しておくことで適正露出やコントラストが把握できるので、撮影やレタッチの上達にもつながると思うので、ぜひチェックしてみてください!

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